がまたもや狂いはじめている。朝6時〜8時半。起きた瞬間、敗北をさとった。
ベランダに洗濯物を干しにいくと、蝉が仰向けになって死んでいた。お行儀よく胸のうえに手足をくみあわせて。おもわずしばし眺めてしまったが、うんともすんともいわない。ただじぶん独りが世界にとりのこされた気がした。